残雪溶かす白熱の新潟オークション
篠田緋写りと伊佐昭和が高値つける
今年は数年ぶりの大雪に見舞われた小千谷・長岡で、多くの雪が残る山古志支所を会場に3月26日㈬、第36回新潟錦鯉オークションが行われた。
より多くの海外バイヤーが参加できるよう、昨年から全国若鯉品評会の日程に合わせ開催されるようになった、振興会新潟地区有志による春の新潟オークション。今年は30の生産者から出品された約370尾、180以上の舟が会場を彩った。



11時のオークション開始とともに徐々に熱を帯びる会場内で、㈱篠田養鯉場出品の緋写りや伊佐養鯉場㈱出品の昭和に観客の注目は集まり、競り合いの末高値がつけられた。
多年魚が多く出品される秋のオークションに比べ、当歳魚がメインとなる春のオークションは相対的に高値がつきにくい特徴があるものの、翌月に開催される第12回国際幼魚品評会へのエントリー鯉などを中心に、高値で取引がされていた。


