こども霞が関見学デー開催
「錦鯉の審査体験と変わりメダカの展示」
文部科学省をはじめとした29の府省庁等が連携して開催される「こども霞が関見学デー」が、8月6日㈬・7日㈭の2日間にわたって行われ、霞が関周辺は多くの親子連れで賑わっていた。
2000年から始まった本イベントは、子どもたちに各府省庁の業務や活動を知ってもらい、親子のふれあいを深めながら社会を広く学ぶ「体験活動の機会」としての役割を担っている。
コロナ禍によって一時は中止や規模縮小となったが、昨年から会場での大規模開催が復活。夏休みを過ごす子どもたちの大切な学びの場であると同時に、自由研究の題材のヒントが得られることから、多くの保護者から好評を得ている。
農林水産省では、子どもたちが家族と一緒に楽しみながら、食や農林水産業について幅広く学べる45のプログラムを企画。省庁内に設けられた会場はどこも多くの人で賑わうなか、同省のトップである小泉進次郎農林水産大臣が会場を訪れ、子どもたちと間近でふれあっていた。
今回で6回目の参加となる(一社)全日本錦鯉振興会は「錦鯉の審査体験」と題し、長年開発を進めてきたAIによる錦鯉評価システムを、ゲーム形式で楽しく体験できるプログラムを用意。事前にAIで順位付けされた3匹の紅白が丸プールに泳ぎ、来場者は色・模様・体型・バランスといった要素を考えながら観察し、1位〜3位の鯉を予想していく。審査体験には2日間でのべ778人が参加し、その人気の高さがうかがえたが、全問正解は6人と難易度は高かった。
また、審査体験と同じくらい好評だったのが、会場の一角に設けられた「錦鯉のポストカード」だ。絵柄と色味の異なる4つのスタンプを押すことで紅白・昭和・白写りなど、自分好みのポストカードを作ることができ、特に子どもたちは楽しみながら取り組んでいた。
会場内では日本観賞魚振興事業協同組合による「変わりメダカ」の展示も行われ、飼育のしやすさから手軽に飼えるメダカを入口に、錦鯉や金魚などへの関心を広げ、日本の観賞魚人気の拡大につながることが期待される。







農林水産省・体験プログラム一例

クジラの標本やパネルの展示

涼しげに泳ぐウナギの赤ちゃんに会いに行こう!

VR動画で漁業や水産高校を体験しよう!

さかなの日や水産エコラベルについてのパネル展示

「かつおぶし」を自分で削ってみよう!

実験体験コーナーで「ぷにぷにカプセル」を作ろう!

