自由民主党
第7回・錦鯉文化産業振興議員連盟総会開催
自由民主党本部8階リバティ2・3を会場に、第7回錦鯉文化産業振興議員連盟の総会が開催された。
令和5年12月に行われた第6回から約1年半ぶりの開催となったこの日、国会では衆議院予算委員会の集中審議が行われていた都合で、議連に加盟する議員の出席が少なかったものの、浜田靖一会長を筆頭に平将明幹事長、花角英世新潟県知事、宮崎悦男小千谷市長らが顔を揃えた。
(一社)全日本錦鯉振興会からは、間野太理事長をはじめ、吉田俊一、伊佐光徳両副理事長、谷健治、篠田勝則両理事、片岡太郎新潟地区長らが参加。その他数多くの新潟県関係者が出席した。
浜田会長から開会の挨拶がされた後、花角知事から昨今の錦鯉振興について挨拶がなされ、議題へと進行。




主な議題として、(一社)全日本錦鯉振興会から以下の取り組み内容が報告された。
・錦鯉サミットの成果とその後の取り組み
・錦鯉産業の実情
・錦鯉業界の振興生産拡大に向けた展開方向
・第2回世界錦鯉サミットの開催
特に「錦鯉産業の実情」では、2022年2月にJAS(日本農林規格)によって21品種の錦鯉が認定されたが、海外生産者が台頭する中で日本産錦鯉の信頼性と厳格な品質基準の堅持の必要性。さらなるブランド化とブランドの維持を目的に、地理的表示(GI)保護制度を活用し、早期の登録を目指していくと吉田振興会副理事長から述べられた。
また、来年11月に開催予定となっている、クールジャパンEXPO in NIIGATAに合わせ、第2回世界錦鯉サミットの開催についても言及がされた。
時間が限られる中での総会だったが、関係省庁らとの活発な意見交換が行われ、国魚への道がまた一歩前進したのではないだろうか。

花角英世新潟県知事挨拶
錦鯉文化産業振興議員連盟の先生方には、日頃から錦鯉文化と錦鯉産業の振興に、お力添えをいただいていますこと改めて感謝を申し上げます。
現在では錦鯉の魅力が世界各国に広がっており、愛好家が着実に増えてくる中で、輸出も順調に伸びてきております。昨年の全国輸出額は72億と、錦鯉は日本の農林水産物の輸出重点品目のひとつとなり、全日本錦鯉振興会は輸出促進団体に認定されました。クールジャパンとして、これからもしっかりと世界に広げてまいりたいと思っています。
そんな中で中国への輸出については、関係者にご尽力をいただき昨年の秋に再開いたしました。期待するところではありますが、中国や東南アジアの国々では錦鯉の生産技術が上がってきているのではないかと、そういった話もございます。錦鯉は日本の国魚であり日本で生まれた文化ですので、そういったことが脅かされてはいけないと、関係者として危惧しているところではあります。
およそ3年前に世界錦鯉サミットが開催されまして、錦鯉が日本の文化であることを世界中にアピールすることができました。ただここで改めて、日本の文化でありクールジャパンのひとつであるということを多くの国の皆さんに認識してもらえる、そういう機会も考えていかなければいけません。そして、錦鯉に関する様々なルール作りなども含め、進めて行かなければいけないと感じております。引き続き錦鯉文化、錦鯉産業の振興にご尽力をお願い申し上げます。












