東京・小泉養魚場が新イベント
「大日当歳カップ品評会」を開催
手頃な低価格帯から全国有名生産者の優秀鯉まで幅広く取り揃え、毎月多くのイベントや販売会を催している小泉養魚場(東京都国分寺市)で、「大日当歳カップ」の品評会が5月25日㈰に行われた。
初開催となった本イベントは、2月の販売会で売り出された大日養鯉場㈱産の当歳魚(大正三色・昭和三色・白写り・べっ甲)で競われ、販売後に同場のハウス池で約3か月間丹精込めて飼育された。
審査が行われたこの日、新潟から招かれた片岡太郎さん(大家養殖場)が審査員を務め、S・M・Lとサイズごとに分けられた86本のエントリー鯉の中から、サイズ別で各賞を選出したのち総合優勝を決定。


昭和三色/渡辺 憲昭さん
混戦を極める中、見事全体総合優勝に輝いたのは、渡辺憲昭さんの昭和三色だった。力強い墨が特徴的で販売時から9㎝伸ばし、大日当歳カップの初代チャンピオンとなった。残念ながら渡辺さんは不在だったため、同場で使える10万円分のクーポン券ほか、飼料などの豪華賞品が後日贈呈された。
同2席は山内康弘さん、同3席は岩本一之さんと、ともに10㎝近く伸ばし上位入賞となった。
当日来場した参加者に楽しんでもらおうと、エントリーされた86本の中から全体総合優勝に選ばれる鯉の予想企画も行われ、見事3名がピタリ賞となり賞品が贈られた。
今回初のイベントだったが、3か月という短い期間の中でも成長による大きな変化を見せ、愛好家をはじめ審査員の片岡さんもその様子に驚きの表情を浮かべるほどだった。
大日OBという人脈を生かした販売鯉の品揃えと、小泉さんの人柄に多くのお客が魅了されている。

昭和三色/山内 康弘さん


昭和三色/岩本 一之さん









