
36部紅白/Benedict Campos(フィリピン)
作出/大日養鯉場㈱トヨタ店 取扱/成田養魚園㈱
取次/Tategoi House

27部紅白/Calvin Susanto(インドネシア)
作出/㈲星金養鯉場 取扱/成田養魚園㈱
取次/Samurai Koi Centre

18部紅白/及川 浩介(埼玉)
作出/㈲松江錦鯉センター
取扱/坂東コイ・ファーム


当歳魚とは思えない体型に、迫力のあるしっかりとした墨質が印象的な大会総合優勝の昭和三色は、全国大会常連のBenedict Campos氏(フィリピン)が36㎝で出品したもの。同氏は大会総合・大会総合二席を2年連続W受賞しており、本大会3連覇となった。作出の大日養鯉場㈱は、第10回大会以来2年ぶり2度目の大会総合で、どちらの鯉も同場が近年力を入れて生産している「モンロー系統」の昭和三色。取り扱いの成田養魚園㈱は通算11度目の受賞で、Tategoi Houseが取り次いだ。
大会総合優勝二席の五色は2歳35㎝で、イギリスのDonald Kerr氏が出品。昨年行われた成田養魚園㈱の店頭イベント「R’sコレクション」でMr.Nishikigoi(オランダ)およびExclusively Koi(イギリス)を介して入手し、第55回全日本総合錦鯉品評会では35部国魚賞を受賞。作出のかんの養鯉場は、代名詞の五色で2年連続大会総合二席となった。
その後、ヤング・ジュニア・ミニと区分総合優勝の選出が行われ、紅白ブランドで名高い大日養鯉場㈱トヨタ店・㈲星金養鯉場・㈲松江錦鯉センター作出の紅白がそれぞれ顔を並べた。
初日閉会後には小千谷市総合産業会館サンプラザを会場に懇親パーティーが開催され、間野太理事長をはじめ新潟地区会員らのユニークな仮装で会場内は笑いに溢れていた。
晴天に恵まれた初日から一転、2日目はスッキリとしない肌寒い天気に包まれたが、地元をはじめ多くの愛好家・業者が来場。一般公開直後に「東山五人杵つき餅保存会」による餅つきの実演が行われ、長い行列ができるなか来場者はつきたての餅を頬張っていた。
多くの関係者が参加した表彰式では、大会総合優勝の取り次ぎを行ったTategoi HouseのKristoffer氏が代理受賞し、終了後には恒例の胴上げで祝福が贈られた。
国際の名にふさわしく毎年参加国を増やし、これまで錦鯉とゆかりのなかった国々が参加していることは、振興会や新潟県が力を入れる錦鯉の市場拡大が着実に進んできたことを現している。今後も様々なアイディアで楽しませてくれる新潟地区の取り組みに期待していきたい。




