錦鯉振興会の公式アプリが誕生
オランダの品評会で周知活動も

 (一社)全日本錦鯉振興会が提供する公式アプリ「AJNPA NISHIKIGOI」が7月21日にリリース。「錦鯉の楽しみを、もっと身近に!」をコンセプトに、品評会に出品された5万匹以上の錦鯉を学習させたAIモデルを活用し、日々の成長記録から価値チェック、オンライン品評会への出品までサポートしている。錦鯉を飼っている方はもちろん、まだ飼ったことのない方も楽しめる内容となっている。 
 そんな錦鯉に特化したアプリを海外へ周知するため、8月16日・17日にオランダのアッペルテルン花公園で行われた、オランダ錦鯉協会(NVN)主催の「第33回オランダ鯉ショー」に出展し、来場者への講演が行われた。
 本品評会はヨーロッパで初めて開催された錦鯉品評会として記録されており、現在ではヨーロッパ最大の錦鯉イベントとして、世界中の愛好者や業者が集まる一大イベントとなっている。
 講演には吉田俊一振興会副理事長をはじめ、佐藤和輝振興会海外販路拡大担当、アプリ開発に携わった㈱セッサ(新潟市)の嘉村真弓氏らが参加し、吉田氏からアプリ開発の経緯や目的、魅力、使い方など錦鯉の新しい楽しみ方を提案。これまでなかった「錦鯉のアプリ」に、参加者から手応えのある反応が見られた。
 また、会場のブースでは来場者へのアプリ周知のほか、錦鯉スタンプやクリアファイルなどで日本の「おもてなし」も行われた。アプリのインストール数は2日間で約120を記録するなど、オランダ国内外の業者や愛好家へのプロモーション活動を通じて、錦鯉振興会の認知度向上にもつながったことだろう。

吉田俊一振興会副理事長による講演

たくさんの緑に囲まれた会場内
品評会が行われたアッペルテルン花公園

ヨーロッパ全土から多数のメーカーが出展

日本文化を象徴する富士山と錦鯉があしらわれたポストカード