山古志虫亀から新たな製品を
3人の若者が挑むモノづくり

新潟県長岡市虫亀にあるイカラシプロダクツは、代表を務める五十嵐駿(いからしゅん)さんがモノづくりという趣味が高じて起業。同級生の西原昂紀(にしはらこうき)さんと齋藤翔歩(さいとうとあ)さんの3人で、金属のレーザー加工を中心とした製造と、独自の製品を目指した商品開発を行っている。中でもアルミ素材を使った錦鯉用の検寸器は、県内を中心に使用する業者が広がりつつあり、その注目度は高い。営業と製造を担当する営業部長の西原さんに、同社のモノづくりについて話を聞いた。

―4月に行われた第12回国際錦鯉幼魚品評会でブースを出展され、オリジナルの検寸器や給餌器のホルダーを販売されていましたが、イカラシプロダクツとはどういった会社になるのでしょうか。
西原 代表の五十嵐がもともとモノづくりが好きで、半分趣味のような形で設計や製造、販売を7年ぐらい個人でやっていたんですが、事業の拡大を機に五十嵐から誘われて、一昨年の12月に私と齋藤が入り、イカラシプロダクツとして会社を立ち上げました。
―現在は3人で運営をされているんですか?
西原 そうですね。全員が山古志出身で同級生なんですけど、会社として使っている建物は五十嵐の祖父が以前「こばやしや」という商店をしていた場所でして、そこを事務所兼作業場として使わせてもらっています。

商店として使われていた建物を事務所兼作業場として使用