第53回関東甲信地区総合錦鯉品評会
過去最多級の来場で響く歓声
「全日本」の藤木氏が関東初V

85部/大正三色/藤木 文雄
会場の上野公園は、正式には「上野恩賜公園」という。1873年(明治6)に開園した日本最古の公園の一つで、東京都民はもちろん、今では海外からの旅行客も多く訪れる。
今品評会は11月29日㈯・30日㈰に開催。天候が安定した季節であるため、例年好天に恵まれることがほとんどで、今回も2日間を通じて穏やかな青空が広がった。そのおかげもあり、会場は過去最多と思えるほどのギャラリーであふれかえった。
初日の午前11時から、伊佐光徳(伊佐養鯉場㈱)、田島昭徳(錦鯉専門店昭德)、上野弘紀(㈱上野養魚場)、面迫隆義(㈲面迫養鯉場)、高野国利(高達養鯉場)、野上力(野上養鯉場)、綱友巳(㈱仙助)、星野兼幸(弥五郎養鯉場)、川上誉(㈱寅蔵浦川養鯉場)の9氏によって審査を開始。昨年より約30尾多い454尾の中から、藤木文雄氏(埼玉)の85部大正三色を全体総合優勝に選出した。
広島県世羅町の大山養魚場作出で7歳86㎝。栗原養魚場(埼玉)を通じて4歳時に購入し、大山養魚場に飼育を委託していたもの。第40回全日本総合錦鯉品評会の覇者として知られる藤木氏、関東甲信地区大会では初の戴冠となった。
オス全体総合優勝は並木正治氏(東京)出品の85部大正三色で、マルミ養鯉場(神奈川)作出の6歳85㎝。メス親、オス親ともに自家産を使い生産したという。
他のおもな上位入賞は、巨鯉の部総合優勝/85部大正三色/代島一雄、巨鯉オスの部総合優勝/85部紅白/羽太和夫、壮魚の部総合優勝/70部大正三色/小室大朋、壮魚オスの部総合優勝/60部A銀鱗/久保田正興、成魚の部総合優勝/55部大正三色/桑名宣男、若鯉の部総合優勝/40部紅白/藤代昌克、幼魚の部総合優勝/25部五色/菊地春福、菊華大賞/80部大正三色/石浜秀男、桜花大賞/85部九紋竜/橋本直之、皐月大賞/85部A銀鱗/千賀智尋、ジャンボ賞1種/85部紅白/田中義雄、ジャンボ賞2種/85部変わり鯉/大久保智哉。
翌日は午前10時開始の錦鯉無料配布に長蛇の列。毎年訪れている人もいるといい、わずか15分ほどで100人の手に渡った。
その後は正午すぎから表彰式、午後1時半からオークションと続き、2日間で万単位の人が訪れたであろう今品評会は、午後4時をもって閉幕した。

85部/大正三色/並木 正治

















