(一社)全日本愛鱗会講習会より
JPD魚病セミナー(日本動物薬品㈱)
「緋喰い病」「潜水病」「松かさ病」の対策

まず弊社は1819年に葛飾区で設立し、当時は金魚と鯉の生産を行っておりました。その後、1969年に日本動物薬品㈱(JPD)を設立し、魚病薬の販売を行うようになりました。
JPDと聞くと「薬屋」というイメージを持たれている方が多いかと思いますが、今から60年ほど前に私の叔父の会社である吉田飼料によって「スイミー」という浮上性の鯉の餌が開発されました。叔父が亡くなった後、パッケージから吉田飼料という名前が外れることになり、家業を継がなければならないという思いから、日本動物薬品㈱でも鯉の餌を発売させていただくようになりました。
弊社は薬品メーカーですので、三重大学の宮崎教授や水産大学校の安本准教授らと共同研究を行いながら、研究開発を進めてきました。
錦鯉飼料に関しては健康を第一に考えていまして、私自身30年以上錦鯉に携わってきた中で、国内外を問わず多くの愛好家が錦鯉を始めるも、残念ながらやめてしまう場面をたくさん見てきました。その一番の原因が病気です。病気で鯉を失ったことをきっかけにやめてしまうというケースが非常に多いわけです。そこで、少しでも病気から守ることができないかという思いで、これまで国内だけでなく世界各国で魚病に関するセミナーを行ってきました。これまでに訪問した国はおよそ30カ国で、海外のブリーダーやディーラーへの訪問回数は495回、国内では624回に達しており、これは5年前の数字になるので今ではそれらを上回る回数になっています。おかげさまで多くの生産者、流通業者、愛好家の方々に弊社の飼料を使っていただいております。
弊社の餌や薬の開発・検証は研究機関だけではなく、愛好家の泉水池をはじめ生産の現場など、皆様のご協力をいただきながら実際の環境で確認を重ねています。
直接現地に伺うことで、どのような商品が求められているのか、今ある商品をどのように改良していくべきかというご意見をいただき、真摯に受け止めながら取り組んできました。
ですので、私でも営業担当でも構いませんので、「こういうことで困っている」「こういう商品があったら助かる」といったご意見を、ぜひお聞かせいただければと思います。皆様のお声を大切にしながら、今後の商品開発の参考にさせていただきたいと考えております。
本日は魚病に関するセミナーということで、「緋喰い病」「潜水病」「松かさ病」についてお話をさせていただきます。











