オールベトナム鯉ショー2026

Herbert Fritch氏・Predatory Finsが
507尾の熱戦を制し大賞総なめに

 6月13日・14日、ホーチミン錦鯉クラブが主催するベトナム最大級の品評会「オールベトナム鯉ショー2026」が、第7軍区屋内競技場を会場に盛大に開催され、ベトナム全土の愛好家・業者らが集結した。 審査員は間野太振興会理事長をはじめ、マレーシアや中国から計12名が招かれた。初日の午前9時半に会場へ集まった面々は、短い説明を受けた後すぐさま各水槽へ移動。透明性と公平性を担保するため、投票および開票の様子はステージ上の大型スクリーンで生中継された。
 各審査員は総出品507尾の中から3尾ずつを選出し、計9尾で1回目の投票が行われると、4尾が2回目の投票へ勝ち進んだ。2尾で迎えた決選投票の結果、栄えあるグランドチャンピオンにHerbert Fritch氏・Predatory Fins(アメリカ)出品の85部紅白が輝いた。
 10票という圧倒的な票を得た紅白は、大日養鯉場㈱トヨタ店(愛知)作出の6歳84㎝。Redwood Koi Farm(アメリカ)を通じて入手し、Brian BN-Koi(ホーチミン)が取り扱った。
 白熱の戦いが繰り広げられたその日の夕方、アドラ・センターに会場を移し祝賀パーティーが行われた。冒頭のあいさつで大会運営を代表してBrian Nguyen氏(Brian BN-Koi)が登壇し、審査員やスポンサー、愛好家、今大会を陰で支えたスタッフらに深い感謝の意が述べられた。続く審査員代表の間野太氏によるあいさつでは、今後もベトナムへのさらなるサポートを続けていきたいと、力強い言葉が贈られた。
 パーティーで最も会場を熱狂させたのは、ホーチミン錦鯉クラブの振興活動への資金を募るために行われた、錦鯉オブジェのチャリティーオークション。同会メンバーのHuynh Thuan氏が㈱阪井養魚場の錦鯉をモチーフに、40万粒ものラインストーン使い60日間を費やし制作した渾身の作品。約6万円の開始価格はみるみる上昇し、Hung Hai Phong氏と阪井健太郎氏の一騎打ちの末、Hung氏が約220万円で落札し、会場内は大盛況のうちに幕を閉じた。
*資料提供=Ca Koi 編集部

Grand Champion 85部/紅白
Herbert Fritch・Predatory Fins(アメリカ)
作出/大日養鯉場㈱トヨタ店 取扱/Brian BN-Koi
取次/Redwood Koi Farm

Predatory FinsのRodrigo Rojas氏

Grand Champion B 85部/銀鱗紅白
Herbert Fritch・Predatory Fins(アメリカ)
作出/㈲松江錦鯉センター 取扱/Brian BN-Koi
取次/Redwood Koi Farm
Grand Champion C 90部/秋翠
Herbert Fritch・Predatory Fins(アメリカ)
作出/山重養鯉場 取扱/Brian BN-Koi
取次/Redwood Koi Farm

Grand Champion D 90部/山吹黄金
Pham Phuoc Tai(ベトナム)
作出/㈱和泉屋養鯉場
取扱/Sumo Koi House

錦鯉のオブジェを落札したHung氏(中央)

所狭しとプールが並べられ空調が完備された会場内