フィリピンナショナル鯉ショー2025
David Lim氏の阪井紅白が2度目の戴冠
当歳から飼育し6年で98㎝の巨躯に

98㎝/紅白/David Lim
作出/㈱阪井養魚場

オンライン開催を含め、13回目の開催となるフィリピンナショナル鯉ショー(PNKS)2025が、2月22日・23日の両日、SMXコンベンションセンター・マニラを会場に開催された。
審査員は野上久人(野上養鯉場)、間野太(大日養鯉場㈱)、伊佐光徳(伊佐養鯉場㈱)、阪井健太郎(㈱阪井養魚場)、面迫隆義(㈲面迫養鯉場)、片岡匡人(大家養殖場)の6名が務め、全体総合優勝はDavid Lim 氏出品の紅白が選ばれた。
㈱阪井養魚場作出で6歳98㎝。当歳45㎝でKOIHOBを通じて購入し、自宅池で飼育したのち、2023年の同大会で4歳91㎝で全体総合優勝を受賞。その後も同氏の自宅池で飼育され、2年で7㎝伸ばし2大会ぶり2度目の大賞受賞となった。
全体総合優勝次席はTing Antonio氏の紅白(㈱阪井養魚場作出/88㎝)、大会総合優勝BはJason Ong 氏の茶鯉(㈲丸誠養鯉場作出/5歳94㎝)がそれぞれ選ばれた。
温暖な気候のフィリピンで育った錦鯉はどれもしっかりとした体型で、気候に合わせた愛好家らの飼育技術の高さが伺えた。多くの若い愛好家が着実に育っているフィリピン国内において、その将来性は計り知れず、今後のさらなる発展に期待が高まる。
*資料提供=古谷雄啓

88㎝/紅白/Ting Antonio
作出/㈱阪井養魚場


94㎝/茶鯉/Jason Ong
作出/㈲丸誠養鯉場






