タカラ工業㈱×㈱ヒガシマル
魚類の栄養学から考える
錦鯉飼料の基礎知識と原料品質
濾過機のウォータークリーナーで知られる老舗メーカーのタカラ工業㈱から、新たに錦鯉飼料「匠」シリーズが発売された。使いやすさと高品質、そして優れたコストパフォーマンスを兼ね備えた飼料を目指し、タッグを組んだのが鹿児島県日置市の飼料メーカー・㈱ヒガシマルだ。錦鯉業界での認知度はまだ高くないものの、海面養殖分野では50年以上にわたり養殖用配合飼料の開発・製造を手掛けてきた実績を持つ。中でもクルマエビ用飼料では国内トップシェアを誇り、その技術を生かしてさまざまな魚種に対応した製品やOEM製造を展開し、養殖現場の多様なニーズに応え続けている。
6月15日㈪、「匠」の設計から開発に携わった㈱ヒガシマルの藤井秀範さんを講師に、新商品のお披露目と懇親を兼ね、新潟県内の生産者を対象に飼料と栄養に関するセミナーが開催された。ぜひ本セミナーを通じて飼料に使われる原料や栄養の違いを知り、より良い錦鯉飼料選びの参考にしていただきたい。


本日は「魚類飼料の栄養」と「原料の品質の違い」の二つをテーマに、セミナーを行っていきたいと思います。
まず弊社の紹介になりますが、事業内容は「食品事業」と「水産事業」の2部門で構成されています。「ヒガシマル」と聞くと、スープなどをイメージされるかもしれませんが、その「ヒガシマル」とは全く別の会社になります。弊社は鹿児島県日置市に所在する会社でして、食品事業も行っていますが、主に水産をメインとした飼料の製造販売をしています。
水産事業部では「飼料製造部」「品質管理課」「研究所」があり、一般的に大手の飼料メーカーさんであれば、製造する飼料のうち大部分を畜産用の餌(豚・牛・鶏)が占めていることがほとんどですが、弊社は「水産用の飼料しか製造販売していない」というのが、大きな特徴であり強みでもあります(①)。
また、研究にものすごく特化した会社となっていまして、約20名のスタッフが365日試験を行っております。原料ごとの成長や増体、特殊なものでいうと錦鯉に必要な色揚げ。それにストレス試験や脱鱗試験、ウイルスや細菌を魚に打ち込んで行うサバイバルテストなど、あらゆる研究を行った上で様々な魚種の製品開発をしております。
私自身、約20年に渡って研究所に在籍していまして、飼料開発はもちろん、抗病性の餌の開発にも携わってきました。
弊社の飼料アイテムとして(②)に記載されている魚種を対象に、長年養殖に特化した餌を製造してきましたので、それらの知見や技術を応用し、錦鯉用の飼料を開発いたしました。













