(一社)全日本錦鯉振興会主催 錦鯉飼育士養成講座
錦鯉の生産現場から学ぶ養鯉管理とデータの記録・活用

 5月14日㈭、(一社)全日本錦鯉振興会主催の錦鯉飼育士養成講座が、振興会本部事務局を会場に対面およびオンライン形式で開催され、全国各地の振興会員が参加した。
 本講座は錦鯉の普及を目的とし、専門知識と飼育技術の習得を図るものであり、歴史や生態をはじめ施設管理や魚病など多岐にわたる内容について、各分野の専門講師を招き実施されている。
 今回は振興会理事長の間野太(大日養鯉場㈱)と同副理事の伊佐光徳(伊佐養鯉場㈱)の2氏が講師を務め、それぞれの養鯉場における運営体制をはじめ、生産現場の取り組みや管理方法などについて講演が行われた。

「野池・泉水・選別・記録の活用」
(一社)全日本錦鯉振興会理事長・間野 太

 本日は錦鯉飼育士養成講座にご参加いただきありがとうございます。これからお話しすることは、皆様方が知っている内容になってしまうかと思いますが、少しでも聞いて良かったと思えるように精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。
 今回は錦鯉の飼育について、弊社の実際のやり方をもとにお話をさせていただきます。内容は野池・泉水・選別・記録についてですが、これは特別なものではなく日々積み重ねてきたものになります。
 まず、弊社の規模を紹介させていただきますが、生産に関わるスタッフが16名、事務員が3名、それに私と常務(間野茂)、私の妻と母親の合計22名で新潟のほうは運営をしております(①)。野池は多年魚の池が150面で、だいたい30町歩ぐらいあります。それに稚魚池が230面、約20町歩ぐらいですね。合わせて50町歩ぐらいとなっております。屋内施設はハウスが18棟あり、その中に10トンから50トン、80トンなど合わせて179面の池があり、総水量は5300トンになります。
 主力の品種は昭和をメインに紅白、それに最近は三色も増やし、変わり鯉も少しだけ生産しています。稚魚の割合は紅白が30%、昭和が50%、三色と変わり鯉が10%ずつの構成となっています。