新潟県が農林水産物輸出実績公表
錦鯉は過去最高62.8億円を記録
新潟県は7月8日、「県産農林水産物の輸出実績」を公表し、過去最高額を大幅に更新したと発表した。
令和7年度(2025年)の輸出額合計は前年度比40・2%増の86・9億円で、内訳は錦鯉が62・8億円、コメが23・6億円、畜産物が2760万円、青果物が1730万円だった。
全体の7割強を担う錦鯉は、前年度から大きく数字を伸ばし過去最高を記録。地域別で見ると東アジアと東南アジアが全体の約半分を占めており、アジア圏を中心に引き続き好調を維持している。海外市場での需要拡大に加え、円安による追い風も輸出額の押し上げ要因となったとみられる。前年度に目標としていた50億円を前倒しで達成した勢いそのままに、今年度も過去最高額を更新した。
コメの輸出額は前年度比4・9%増の23・6億円と、こちらも過去最高額を更新した。一方で輸出量は7659トンと前年度比で約20・7%減少したものの、金額ベースでの伸びを記録しており、高付加価値化が進んでいるといえる。国・地域別では、アメリカ、シンガポール、香港、台湾の順に輸出額が大きく、伸び率ではアメリカ、台湾、タイ、フランスの順に高くなっている。
その他の項目で、青果物は前年度比54・0%増(1730万円)と大きく伸びたが、畜産物が約20・6%減(2760万円)と数字を落としたため、全体の輸出額の99・5%を錦鯉とコメが占める結果となった。
新潟県では現在、新たな「県産農林水産物輸出拡大実行プラン」を進めており、2032年度までに輸出額目標をこれまでの倍の金額となる100億円に設定している。今年度はその目標に迫る86・9億円まで到達したことで、新プランの好調な滑り出しを印象づけるものとなった。












