温泉で世界を健やかにする革命を
温藻RG92
大分・別府温泉から2011年に発見された、新種の藻類「RG92」。超高温や強酸性といった過酷な環境で生き抜く「極限環境微生物」の一種であるこの藻には、免疫の正常化を促す驚くべき力が秘められている。16年に及ぶ人間向けの医学的研究を経て、その技術が錦鯉をはじめとする水産業の最前線へと応用されようとしている。生存率の向上から増体、そしてストレス軽減まで、バイオテクノロジーと養鯉技術が融合する新たな挑戦に注目だ。RG92を発見し長年研究を行う㈱SARABiO温泉微生物研究所の濱田茂会長と、販売代理店のタカラ工業㈱・西村英佑代表に話を聞いた。
―近年、生産者の間で使われるようになり注目が集まっている「RG92」というものですが、これはどういったものになるのでしょうか。
濱田 RG92というのは海で言えば昆布やワカメ、もずくなど、淡水で言えばユーグレナやスピルリナ、クロレラといった藻の仲間でして、弊社のある大分県別府市の温泉の中から新たに発見した藻になります。
―藻類と言ってもたくさんの藻があるかと思いますが、特にRG92と呼ばれる藻が一番効能があったわけですか。
濱田 そうですね。温泉の中にも多種多様な微生物が存在していますから、私たちは2年半かけて何百か所と温泉を汲んできては顕微鏡で見て、約200種類以上の温泉微生物を解析してきました。そこで安全性と有効性に秀でたものがこのRG92でして、「92番目に発見した再生への道」を意味する「リジェネレーション・ゲートウェイ92」から、RG92と命名しました。

RG92を発見し長年研究を行う㈱SARABiO 温泉微生物研究所の濱田茂会長(中央)











