拓朗錦鯉セミナー・設備編/講師:大菊拓朗(横浜錦鯉)

失敗しない池造り〈第2回〉 ――錦鯉を長く楽しむために

 人気企画・大菊拓朗(横浜錦鯉)の錦鯉セミナー。今回は設備編として、池造りについて実例を挙げながら解説します。
 錦鯉を飼育するために、なくてはならないものが「容器」。環境や目的、予算などに応じて、水槽から大型のコンクリート池まで選択肢は様々です。飼育は試行錯誤の連続といわれますが、池の大がかりな改修はできることなら避けたいもの。後悔しないために、将来を見据えた計画を立てましょう。

●型枠コンクリート池――M氏の例

自宅新築、まずは池から

部屋に隣接も万全の防振設計

 今回のお宅も型枠で造った池になります。こちらはご自宅を新築するタイミングで、家屋を建てる前に池を造りました。工事の前はこのような状態で(1)、お客様のご希望は「池と家屋をギリギリまで近づける」ということでした。それでは見ていきましょう。
 まずは遣り方(池の形を地面に杭を打ち、貫=幅の狭い板=を打ち付けて定規とする)を組んで掘削を始めます(2)。ここは砂地のため土が大変もろく、建物を建てたあとに掘削すると建物がずれる可能性があるので、先に池を造ることにしました。

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 続いて型枠の外側を組んでいきます(3)。鉄筋はこちらのお宅もシングル筋で、コーナーはRで造るために、R用の曲げベニヤを加工しています(4)。オーバーフローは曲げベニヤでRを組んだ中に忍ばせたかったので、溶接をして管を固定してあります(5)。

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