月刊錦鯉直伝
「鯉を綺麗に撮ろう!」
文・写真:月刊錦鯉編集部
協力:桐生錦鯉センター
皆さん、品評会を楽しんでますか? エントリーには出品票が、出品票には写真が必要。そこで、嫌というほど鯉の写真を撮っているわれわれが、簡単で綺麗に撮る方法を、一眼カメラ、コンパクトカメラ、スマートフォンの3種において伝授します。難しい理屈は極力省き、基礎的な部分をかなりざっくりと解説しました。撮影に慣れてきたら、今回紹介するやり方をベースに、応用にもチャレンジしてみてください。
最近、特に業者さんを中心に皆さん写真がとても上手になりました。カメラの性能もどんどん良くなっています。5年落ち、10年落ち機種を使っているわれわれのすぐ隣で、業者さんがウン十万の高級機を首からぶらさげている、そんな光景も珍しくありません。以前はゴツいカメラを鯉に向けているだけで、プロの雰囲気を漂わせることができたのに……。
それはともかく、例えば東京大会の優勝写真。全国大会の優勝以下は出品票の写真を雑誌に掲載しますが、10年前と比べると質の向上が著しいです。
一方で、唖然とするような写真もまだまだ見かけます。優勝なのにこんな写真でいいの?……何の品種かわからないよ……この写真、去年も見たような気がするんだが……いろいろです。
今回のこの企画は、「皆さん写真が上手になってほしい!」「それでますます錦鯉飼育に張り合いを感じてほしい!」という純粋な願いからです。決して鯉屋の●●さんに頼まれたからではありません。出品票の写真が綺麗になることは、われわれにとってもメリットです。雑誌の品質を高めるためにも、できる限り美しい写真を載せたいですからね。皆さんも綺麗な写真が見たいでしょう?
具体的には、「一眼カメラ」、「コンパクトカメラ」(コンパクトデジタルカメラ=コンデジ)、「スマートフォン」(スマホ)の3つで、それぞれの撮り方を解説していきます。小難しい話はできるだけナシ。あくまでも出品票や成長記録のために、「それなりに綺麗な写真を撮る」。これが今回のテーマです。特にコンデジ、スマホでは、鯉に関しては一眼カメラを超える写真は撮れませんから、そのへんは割り切って考えてください。
すでに上手に撮っている人の中には、「自分のやり方と違うんだけど」と感じる部分があるかもしれません。綺麗に撮れているのであればそれでOKです。撮影法は一つではありませんので、「こんなやり方もあるのか」程度の参考として頭の片隅に入れておいてください。
それと、われわれは撮影して終わりではなく、必ず画像処理ソフトを使っていろいろな調整をしますが、そのやり方については触れません。ソフト(有料)、パソコン、そして使いこなす技術がいります。必要であれば独学してください。
画像修正は重要です。ただ、私のポリシーは「現場でいい写真を撮れ!」。後から修正でどうにでもなる、という気持ちではいつまでたっても上達しません。これは私が新人に対しても口を酸っぱくして言うことです。
●鯉の撮影の基本
具体的なカメラの設定についてお話しする前に……。どのカメラの場合でも頭に入れておかなければならない共通事項があります。それは⑴鯉に対してカメラを構える角度、⑵向き、⑶写真に収まる鯉の大きさです。

(Mモード、1/250秒、F16、タープ使用)











